じゃあ、刀剣乱舞無双豪華版はいくつ生産すればよかったのか。

まずはじめに。

刀剣乱舞無双のパブリッシャー(販売元)はDMMGAMESです。

コーエーテクモは開発元ですのでご意見はHP下部にある

問い合わせリンクから送ってください。

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刀剣乱舞無双の豪華版予約に関して

予約できない、受注にしてなどなどのつぶやきを見ることが多いです。

ただそれだけなら良いのですが「無双」というタイトルのせいもあって怒りの矛先がコーエーテクモへ向かってる人が多く正直、コーエーテクモのオタクとしては自分の好きな会社を悪く言われていい気分なわけじゃないんですよ。

(ただ、この部分は無双でオメガフォース、ルビパが関わってるのでこちらのファンがコーエーはあーだよこーだよって騒いでた部分もありますね。ここは本当にすみません。)

っていうことでこの記事を書いてます。

 

私自身小売りで働いていいるので店舗からの視点、憶測も含みまれますがむやみやたらにコエテクを叩く審神者が一人でも減っていただければ幸いです。

 

■無双で売り切れは珍しい、その理由

まずは予約に関して。

コーテクのオタクも口々に「無双(コーエーの作品)で限定版が早々買えなくなるのは珍しい」と予約開始当初つぶやいてました。

私もそっち側です。無双と聞いて販売もコーエーテクモが請け負ってると思ってたので。

実際は限定版が即売り切れてしまった。

これは別に刀剣乱舞のファンがコーエーテクモ各種作品のファンより多かったというわけでもないんです。

 

基本的にゲームでも書籍でもCDでも映像商品でもキャラグッズでも【受注締切日】が存在します。

その期間までに希望数を小売りが問屋やメーカーに送ればその数商品が発注できるんです。

その際小売りは今後予約や一般分を含め売上が伸びると判断すれば現状の予約数に販売見込み数を入れた数を発注しますし予約の伸びが悪ければ在庫を抱えたくないですから予約数のみ発注して店頭分なしという判断もしちゃいます。

(希望数出してもメーカーの制作数によって満数用意できない場合もありますけど)

 

コーエーテクモさん発売商品のゲームは基本こっちです。

早期予約キャンペーン●日まで予約で早期特典付きますなんてありますけどだいたいその後が小売りの発注締め日だったりします。

なので今までの無双作品でこんなことなかった…というのは発注締切日を設けて予約を受けて商品を作っているからなんですね。

受注締切日が過ぎた後は小売りも予約分+発注した数しか予約とれないので締め日過ぎた後は予約受付終了が目立つようになります。

 

そんな中予約開始と同時に最初から小売りへの割り振り数が決まっているパターンもあります。

DMM GAMESが販売している「刀剣乱舞無双豪華版」はおそらくこちらのパターンです。

割り振りが決まってなくても予約開始前に希望数出さないといけない場合もあります。

そうなるともう小売りはどんなに問い合わせをいただいても当たり前ですがその数しか予約とれません。

割り振り数はその流通との普段の付き合いだとか普段の類似商品の販売数だとか様々です。普段はそこの商品仕入れないのに「これは売れるからうちに多く配分しろ」なんて言って「わかりました」なんてなりませんね。当たり前です。

 

■販売元DMM GAMESがどう判断してこの方式をとったのか

※ここからは憶測で話します。

一番は任天堂ライセンス商品が豪華版に入っているからなのでは?思ってます。

 

刀剣乱舞無双 ハードポーチ for Nintendo Switch 刀剣男士紋

 

この商品ですね。

任天堂ライセンス商品ということはこのポーチを作る為に

任天堂にライセンス料を払わなければいけないということです。

ライセンス料を払ってるのでポーチにNintendo Switchの名前も使えるわけですね。

www.famicom-plaza.com

※参考に検索してひっかかった記事のリンクになります。

 

ちなみに店舗有償特典ではありますが

コーエーテクモより発売された「遙かなる時空の中で7 GCセット」にも

大きいポーチがついてました。

www.gamecity.ne.jp1

※公式サイト商品ページ

こちらはあきらかにswitchが入るサイズなのですがライセンス商品ではないのでそういった表記は一切ありません。あくまでただサイズの大きいガマ口ポーチとして告知されてます。

 

豪華版を量産する為にはこのライセンス料がネックになっている可能性はあります。

ホリ製ということでその会社との兼ね合いもおそらくあるかもしれません。

ライセンス料の支払い方法はさまざまで「売上の何%を支払う」だとか「作成数関係なく一定金額支払う」とかありそこは契約上のことなので一般人の私にはわかりかねます。

ライセンス取るための最低ロット数があるかもしれないし通常版に対して●%しか作成してはいけないという制限がある可能性もあります。

なのでここが簡単に量産できない部分になるのではと予想します。

仮にライセンス商品を作りたいと申請したとして通常版のソフト作成数に対して50%まで作っていいよ~ってライセンス元に言われたらばかすか量産できないですよね。グッズ量産する分ソフトを増やしてそれが余ったら大損になりますから。

 

■今から受注、グッズのみ個別販売してほしいという意見

これはもう他の方がツイッターでつぶやかれてましたが過去コミケで販売した商品が完売、その後メルカリで高額出品されていた為受注生産に切り替えたところ景品表示法の違反になると指導が入ったという話があります。

togetter.com

なのでここから急に「受注生産にしまーす」という可能性は無きに等しいでしょう。

そして商品案内に【後日単品で販売する可能性がございます】などの一文もないので特典だけを別売りするというのも難しいでしょう。

 

ファミマで受注再販されたグラスの経緯があるので「なぜ受注できないんだ」と声を上げる審神者もいますがファミマのグラスって取り扱う店舗限定なだけであって別に限定品というくくりではないんですよね。

だからそのあと受注生産ができたと思われます。

あきらかな店員の不正もあった部分もあるでしょうが…

 

で、

 

DMMGAMESが実際どれぐらいを見越して商品を用意したかわかりません。

ここでコーエーテクモのオタクとして言いたいのは数を用意しなかった、買えなかったことに関して「コーエーは昔から売り方汚い」だとか「マーケティングが下手」だとかの発言は控えて欲しいということです。

記事の一番上に書きました。販売はDMMGAMESです。

HPにも記載があります。コーエーテクモはあくまで開発がメインです。

販売などに関することはぜひそちらに意見を言ってください。

販売元を叩けと言うことでもありません。

意見をおくるなら正しいところに送ってね、ということです。

 

ちなみに簡単に検索したデータだと

刀剣乱舞花丸 1巻 初週売上 約1.9万枚

活劇 刀剣乱舞 1巻 初週売上 約1.3万枚

刀剣乱舞関係の舞台映像はもっと販売数があるようですがそこは舞台ファン、俳優ファンもあっての数字なのでおそらく制作数の参考にあまりなっていないと思います。

そしてこの数字も花丸は2016年の数字なのでデータとしてはまじで参考程度にしかなりません。

仮に現在のゲーム「刀剣乱舞」のアクティブ数を参考にしても15振りしかいない為自分の推しが出ないから見送る、ソフトは買うけどグッズは不要という審神者もいるわけでその数確実に売り切れるとは限りません。

 

刀剣乱舞無双はファミ通のインタビューやゲームショーで公開された実機映像を見るとわかるんですけど「いかに普段ゲームをやらない層も遊べるようにするか」に重きを置いてます。

刀剣乱舞無双は広いマップをあちこち駆け巡り長いステージで次々に戦況が変化する中戦うということはないです。

短いステージをプレイして話がすすんでいきます。

そんな短いステージですがプレイヤーが迷わないようにこんのすけが先頭を走って引率してくれます。

「Yボタン」をただ連打するだけで状況に合わせて戦ってくれる「初心者モード」も実装されてます。

今までのコラボ無双やコーエーテクモ開発のゲームをプレイした人ならわかりますね。

どんだけ親切仕様にしているかということが。

 

実際女性向けゲーム市場も縮小されてます。

今年発売されたジャックジャンヌ、アンジェリークルミナライズは初週売上1万超えました。少ないと感じるかもしれませんが今の女性向けゲーム市場(乙女ゲー市場)では大健闘です。5000本超えない場合もありますから。

そしてやはり今女性向けゲームといえばソシャゲがメインですし本家の刀剣乱舞自体も難しい操作が必要なゲームではありません。

わざわざゲーム機本体を購入してまで家庭用ゲームをやるユーザーが減っていてさらに普段家庭用ゲームをやらない層が相手。

既存のコーエーテクモファン、無双ファンが全員刀剣乱舞無双を買うわけではないでしょうし買うにしても通常版やDL版で十分という人もいます。

そうすると普段の無双タイトルの売り上げ数は参考になりません。

ファミ通インタビューでもこれ以上の刀剣男子追加がないことを言及されてましたし販売がDMMさんなのでいつものコーエー作品のようにシーズンパスだとか追加DLCも可能性は低いでしょう。

 

そのうえでライセンス商品が豪華版に入ってるとなると数も慎重になりますよね。

先ほども述べた通り仮に通常版作成数の50%の数量までなら豪華版作っていいよと言われたとします。

1万豪華版作ったら2万さらにソフトを売らなきゃいけない…。

女性向けで3万本…男性ユーザーメインのキャラゲーだって簡単に3万行きませんよ。プラットフォームも家庭用はswitchのみですしかなりハードル高いですね。

作って余ったらライセンス料の分損になりますし、小売りも仕入れて売れ残った場合割引して最悪赤字になるかもしれない。

 

なので簡単にたくさん用意して→わかりましたとはならないのが現状です。

作ったら作っただけ黒字になるとは限りません。

今現在買えなかった人ができる手段は

・開催中の抽選販売に参加する

・大型店以外の街のゲームショップ店頭に直接予約でいないか確認する

※オタク御用達のアニメイトだとかはキャラゲーは取り扱いますが一般向けの取り扱いはほぼない為普段いろんなゲームを仕入れてるショップさんの方が意外に店頭在庫あったりします。

あと店頭とネットの在庫は別なことがほとんどなので店舗にいけば予約できる場合もあります。

・販売元のDMMに再度再販希望を出す

転売は通報&転売ヤーから買わない

これしかないんです。

再販してもライセンス料や豪華版作成費用をペイできると判断されればもしかしたらまた再生産されるかもしれません。

最後にもう一回言っておきます。

 

再販希望はパブリッシャー(販売元)のDMM GAMESへ

 

一番話題として食いつくだろうしお互い良しとして「刀剣乱舞無双」というタイトルがついたことで開発元が一番わりをくっている状態になっているのが残念でなりません。

たとえばペルソナ5の後日談である「P5S」、

歴代ドラクエキャラと冒険ができる「ドラゴンクエストヒーローズ

この作品も開発はコーエーテクモですがタイトルがいかにもコーエーテクモって感じがないので限定版販売でやらかしたとしてもその文句はコーエーテクモにはいかないでしょう。

いっそ「刀剣乱舞 ~消えた審神者と15振りの刀剣男士~」とかいうタイトルであればここまでコーエーテクモが~とか言われなかったですね。

私自身コーエーテクモとくにルビーパーティーの大ファンなので今回のゲームを大変楽しみにしています(ただ正直まじでゲームしない女性を考慮しすぎてて普段の無双ゲーでやりたかった身としては残念な部分も多いんですが…)

それにケチついてしかもその一番の原因かのように審神者の方々に言われて大変残念です。

ゲーム発売時にはゲームの内容で審神者の皆様の楽しいつぶやきを拝見できるよう祈っております。

 

 

 

最後に非常にデリケートな問題なのでBASARAの話題を無双に絡めるのはやめましょう。

あまりないですが薄桜鬼 幕末無双録の名前も出すのやめてください。これマジでコーエーテクモ関係ないので。

 

10/12追記

ある特定のツイートに関しての愚痴を記載してましたがすべてのとうらぶファンを非難する内容のようになってたので削除しました。申し訳ありません。

またこの記事は豪華版の販売に関しての内容になります。